« (06-01-2007) I can see the light! (IES that is) | メイン | (06-15-2007) UV Pack, Masking outputs and update goodness »
2007年06月09日
(06-08-2007) In reference to references
今週のFriday Updateでは、301のImport Reference...とShading Rateの機能を紹介しています。
Import Reference..は、別々に作成して個別のLXOファイルに保存したモデルを、別のシーンファイルで参照する機能です。LXOファイルは、モデルデータを含む全てのシーンデータを保存するフォーマットであるため、部分的なモデリングの修正をする場合にも1つの大きなファイルを編集する必要がありました。 Import Reference..により、個別のモデルを別々のファイルに保存し、部分的に編集することが可能になりました。

また、301ではShading Rateが時間軸で変更可能になります。Shading Rateは、レンダリング品質とレンダリング時間に関係する重要なパラメータの一つです。これのパラメータをアニメータブルにすることによって、必要に応じて最適なShading Rateをグラフエディタで調整することが可能になります。下記はShading Rateに関するリファレンスマニュアルからの抜粋です。
Shading Rate(シェーディング率) --いわゆるCoarse Shading Rate--は、最初のシェーディングでシェーダアイテムを適用したとき、マテリアルに含まれる各ピクセルに、どれだけの精度でシェーディングを行うかを決める値です。デフォルトは1です。これは、ひとつのピクセルの評価が、次の段階の精細化(Refinement Threshold(リファインメント閾値)を参照)に入る前に、1度だけ行われることを意味します。シェーディング率の値を小さくすると、ピクセルの評価はより精密になり、そのためレンダリング時間も長くなります。たとえば、値を0.5に下げると、ひとつのピクセルが縦と横にそれぞれ2分割され、四つに区切られた“サブピクセル”が、ひとつひとつ評価されます。値は半分でも、評価対象のピクセルの数は4倍になるというわけです。この値は、ほんの少し変えるだけで、レンダリング時間などに多大な影響を与えてしまいます。そのことを、よく覚えておいてください。
そのため、シェーディング率は1のままにしておき、より精細な画像が欲しいときは、Antialiasing(アンチエイリアシング)やRefinement Shading(リファインメントシェーディング)を使うのが普通のやり方です。しかし、光の反射や屈折のあるシーンや、プロシージャルテクスチャを使ったシーンで、ギザギザした輪郭が浮き上がってしまうような場合には、シェーディング率で調整してやる必要があります。ただし、すべてのピクセル評価に影響を及ぼす作業になるため、まともにやろうとすれば、かなりの“力業”が要求されます。そこで、問題のある領域だけに限定してシェーディング率を変更するといった“手作業”が必要になります。マスクを使って修正が必要な場所だけを限定し、その部分のシェーダを作り、そこだけシェーディング率を下げてやるのです。

投稿者 mars : 2007年06月09日 10:52
